四季ムツコの備忘録(漫画とか)

漫画描いてる。美大生の日常ネタ漫画とかしょうもないこととか。

pixiv「とあるへし切長谷部の話」

pixiv作品第三弾!「とあるへし切長谷部の話」

私にしては真面目でちょい長めのお話です。

 

ちょうど社畜スタートシーズンとかぶってしまい描いてる期間が長かったので、自分の感覚では長い作品だったのですが、いざ見るとそうでもなかった…

いや、でも当社比長めです!そして当社比シリアス!

 

長谷部のお話はずっと描きたいと思っていたお話でした。描きたいシーンもたくさん。

思い入れのあるシーンについてとか、設定についてなど裏話?を以下に…↓

 

 

 

【※ここから下ネタバレ有り!見たくない方は飛ばしてください】

 

 

・最初の名前を呼ばれて顕現するシーン

 

暗闇の中から名前を呼ばれ、徐々に目覚めるような感じ。顕現って呼ばれる感じなのかな~と思っていて、ぼやっとした光の視界に審神者のシルエットが見えてくる感じを描きたかった!

それから桜の花びらの描写。花びらと共に顕現するというよりは、花からぶわわわっと出てくるイメージを抱いていたので、それを描きたかった!

最初のこのシーンが描けただけでかなり満足してしまって続きの執筆が遅くなったのは許してほしい。

 

 

・宗三左文字と長谷部のやりとり

 

私実は宗三左文字を描いたことがなく…しかし宗三と長谷部のやりとりとか好きで(人様の二次創作とかもよく見ていて…)描いてみたかった。

ぶっちゃけ審神者ディスってるだけとも言える宗三ですが、これだけ審神者のことを「凡庸」だの「過保護」だの言えるのは、それだけ彼女のことを見ているということを示してる…つもりだったのよ…(漫画内で描き切れない者の呟き)

 

 

・蜘蛛のシーン

 

作中会話のノリで「虫」と言ってますが蜘蛛は厳密には虫じゃないよ!厳密にはね!(pixivでご意見いただいた思い出)

審神者の悲鳴を聞き駆けつけた長谷部が「虫ですか」と溜息をつくシーンですが、これは本当は呆れてついた溜息ではないのです。

審神者は呆れられたと思ってびくついていますが、この長谷部の吐息の真意は「そんなことでよかった」という安堵でした。

でもね!長谷部の声色とか目線とかあのどこか不遜な感じがそういうふうに見せないんだよね!という話でした。

審神者の皆様は黒田回想を見るまでは「長谷部って信長に未練タラタラやん…ほんとは今の主に興味ないんちゃう…?」とか心の奥底にちょっとした疑念があったのではなかろうかと思っているのですが…長谷部ってそういう不憫さあるよね…?どこか不安になっちゃう…そこがいとおしいのですが…(脱線)

 

 

・長谷部のモノローグ、夢

 

ここ描きたかった!!!ここは絵のイメージをずっと持っていて「この絵を描きたい!!!」とずっと思ってた。

炎に呑まれて消える織田信長の背中を描きたかった…実は一コマ目に対し二コマ目の信長は死に装束的なイメージで描いてたんですけど小さすぎて完全に消えました。

ここが一番時間かかったかな…炎むっずかった…日本画を参考にしました。

 

 

・ホットミルク「待てと言うのならいつまでも」

 

このシーンを描くために描き始めた作品でした…!!

刀剣男士として顕現された今の彼らは主に「置いて行かれる(逝かれる)」のではなく「置いて行く」立場になったのだなあとずっと思っていて、戦場に立たない主をどう思うのだろう、どんな気持ちで戦場へ行くのだろう…と考えていました。

正直長谷部を知ったばかりの頃は「自分は戦場に立たずに男士を向かわせる女人を軽蔑するだろうか」とも考えていたのですが、黒田回想にふれ、きっと違うな…と考え直して辿り着いたのがこの答えでした。

彼は置いて行かれる立場だったから、この変化が嬉しいのではないかな、と。あくまで私の解釈ですが。

しかしこの時の彼はまだ「老いて逝かれる」ということを知らないのです…

 

 

 

【※ここまでネタバレ有り!下はネタバレなしです!】

 

久々に長々と語ってしまいました…書き終わった漫画について語るとか恥ずかしい…語るけど…

ということでこんなつらつら書いちゃうくらい思い入れのある作品でした。未見の方はよかったらどうぞ…

【女審神者】「とあるへし切長谷部の話」/「四季ムツコ」のマンガ [pixiv]